走り続けている人生

走り続ける人生

「走り続けている人生」という言葉から「とても活発に忙しく過ごしている」充実した姿が思い浮かぶのではないでしょうか。朝から晩まで忙しくて当然の現代社会では、どちらかといえばよいイメージかもしれません。しかし、仏教では少しちがう意味があるようです。

一瞬もとまらずに動きつづける太陽さえも

朝のぼってから、夕方には沈んでいく

この人生も死にむかって、いまも走り続けている

これは「死」についての経典からのことばです。「勢いよく昇り、動きつづける太陽」を人生にたとえています。朝昇った太陽が夕方にはかならず沈むように、私たちは生まれてから一瞬もとまらず死にむかっている-そのことを忘れないよう思いおこしなさいと説いています。

少しだけたちどまることができれば、「走り続けて」は見えなかったことが見えてくるかもしれません。