傷つく言葉

傷つく言葉

誰かの「一言」で傷つき、何度も思い出すことはありますか。

普段、何気なくつかっている言葉は喜びや笑いも生みますが、ときには怒りや悲しみを生み出します。自分にとって「ゆるせない」言葉は、心のなかで繰り返すたびに「悔しくて、悲しい」気持ちになるでしょう。あるいは、思い出すたびに「嬉しい」言葉があるかもしれません。

仕事で自分の思い通りにならずイライラすると、部下や同僚に怒りをぶつけてしまいます。感情的になって、自分で思ってもいなかった一言を発してしまい、相手を攻撃してしまうのです。

嫌な言葉を投げつけられた相手は、もちろん傷つきます。少し時間が経ってから、「どうしてあんなことをいってしまったのだろう、いわなければよかった・・・」と、今度は自分自身が嫌な気持ちになります。その一言がなければ起きていなかったはずのことが起きてしまって、相手も自分も苦しむのです。

仏教では「人は生まれてから、口に武器を持っている」といいます。さらに、こう続きます。「傷つける言葉を発する愚か者は、この武器で自らを攻撃している」。

相手のためだと思って、傷つけるような言葉をいわないことは、ほんとうは自分のためでもあるのです。