ネパール地震CCM特設サイト

キルティプールの炊き出し

カトマンドゥ郊外にあるキルティプールには、昔から大学の広いキャンパスがあります。ネパール各地から学びにきている学生たちが、地震で一番困ったのは食べ物でした。いつも食事していた町の店が閉まってしまったのです。

キルティプールに私が信頼する友人がいます。地震の後、学生たちが困っていることを知った友人は、家族と相談して「炊き出し」をすることを決めました。余震が続いていて家に立ち入ることも危険でしたが、大きな米袋と豆を家のなかから運び出しました。

町の大通りに面した家の前で、さっそく炊き出しを始めると、食べながら感動して泣き出した学生もいたそうです。お金を払わせてくださいという学生もいましたが、友人は誰からもお金を受け取りませんでした。だんだんと近所の人たちも参加するようになり、炊き出しが続けられました。500人以上が列に並んだ日もあったといいます。

友人は、子どもたちをケアする今回の取り組みについても、とても共感してくれました。キルティプールの学校を訪ねてまわるときには、自分の仕事を休んでまで協力してくれました。「自分にできることをする」価値観を共有できる友人の行動を誇りに思います。(2016/3/28)

このサイトについて

2015年4月25日にネパールで発生した地震を受けて開設したサイトです。現地からの情報、現地事情、人々の声、取り組みを伝えています。

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